Smiley face
写真・図版
表彰伝達式で盾を受け取る端村七聖さん(右)=2025年1月30日、鳴門市大津町、森直由撮影
  • 写真・図版

 日本学生野球協会の今年度の優秀選手に選ばれた鳴門渦潮高校野球部前主将の端村七聖(ななせ)さん(3年)の表彰伝達式が30日、同校であった。端村さんは「野球部の先生や同級生、後輩たちに感謝しています」と述べた。

 鳴門渦潮は昨夏の全国高校野球選手権徳島大会の決勝で、昨春の選抜で8強入りした阿南光を延長十回タイブレークの末に6―5で破り、7年ぶり8回目の夏の甲子園出場を果たした。端村さんは決勝の七回、同点に追いつくスクイズを決めて優勝に貢献。甲子園では早稲田実(西東京)に1回戦で4―8で逆転負けした。

 高校3年間について、甲子園よりも徳島大会決勝が最も思い出に残っているという。「ユーチューブで時間があるときに、数え切れないくらい決勝を見返した。また決勝の日に戻って、野球をやりたいです」と語った。

 卒業後は大阪の大学に進学するが、選手としてではなく、マネジャーなどで野球と関わりたいと考えている。将来の夢はNPB(日本野球機構)の審判員になることだ。「とても狭き門だけど、誰もが納得できるような判定をして、選手に寄り添える審判になりたい」と抱負を語った。

共有